特派員報告1 早春の八重山西表島、ランが見つからない

平成29年度 西表島支局 特派員 小川桃佳(学生)

みなさんこんにちは、私は「蘭裕園西表支局」特派員 小川です。この度約1ヶ月程の予定で、西表島の上原という地区に来ています。 ここ西表島は日本の最西端与那国島の隣、沖縄県でも二番目に大きな島です。島のほとんどの地域は亜熱帯の湿地帯と密林のジャングル、イリオモテヤマネコの発見で有名になったところです。何といっても隣国、台湾の台北よりずっと南に位置しています。私の父が学生時代に台湾で、歩き回ったところはあの辺か・・と思いながら日々活動しています。 私が今回お世話になっているところはパイナップル農家、広大なパイナップル畑とマンゴーの温室が建ち並び、日頃からよく耳にする、蘭裕園社長の言う昔の西表島とは世界が違うようです。30年前、島の南部大原地区からここ上原地区への移動は舟か、ジャングルを越えての徒歩。とのことでしたが、今はバスで50分程、便利になりました。そして年間を通して観光客が、きれいな海と亜熱帯を求めて押し寄せています。その証拠に飛行場のある石垣島から西表島に渡る高速船は日に10便以上、繁忙期には大増発もしているようです。山本さんが行った頃は宿泊施設も少なく・・・と行っていましたが、今はたくさんの民宿・旅館・ペンション・豪華なホテルが建ち並び一大観光地と化しています。

農場のまわりを散策してみます。ここは島の北部上原地区、平らなところは畑それもパイナップル、純国産です。夏になれば甘くてジューシーなパインが実ることと思います。そしてここ近年ハウス栽培のマンゴーの生産が盛んになってきています。

山側を見るとパイナップル畑、海側を見るとズバリ海、対岸に見えるのは、ナリヤランの発見地内離島、北部には成屋村(現在は廃村)が有り発見地にちなんでナリヤランとなったとか。土地の人は畑のまわりにも咲くと言っているが、私はまだ見ていない。花が咲かないと目立たないようですね。

次回、ピナイサーラの滝へ行く


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