ガクブル・プラントハンター日記 山賊編 文:小川豊明

ネパール 真・真実体験集。山賊遭遇体験レポート 1986年

バスの運転手をしていたときの事、カトマンドウ~ポカラ線以外にポカラ~ネパールガンジという国境の町へ行く路線がありました。 そこは途中に山賊が出ると噂される峠を越えなくてはいけません、ネパールでは県を越えるときに必ずチェックポストで停車、中を確認されます。 外国人ではパスポート・貴重品、行き先等のチェックがあります。

ある7月の暑い日、私はローカルバスでネパールガンジへ向かいました、ところがその峠にさしかかると、どこからか、スーパーカブの軍団が追いかけて来るではありませんか? そうです噂に高い山賊です。 噂によるとお金・外国人のカメラ・時計・リュック・・・金目の物ならば何でも良いらしく時にはバスごとやられるらしいと聞いていました。

そうなる前に逃げるが勝ち! アクセルを床いっぱいに踏み込み、バイクの軍団から逃げました。 あと4km程でチェックポスト、警官がいます。 そこまで逃げ切れれば山賊は追ってきません、ところがポンコツバスです。 ラジエーターのフタが無く蒸気もくもく、オイルもドロドロ、次第に調子が悪くなってきてしまい、ヤバイと思った時、バックミラーを見ると何時の日かバイクはいなくなっていました。

生きた心地がしませんでした。 こんな体験あなたは信じられますか? でも、実際にあった話なのです。


コラム筆者:小川豊明

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